ケルディオン大陸東部に位置する小国です。しかし、その存在感は、大陸内でも異彩を放っています。
特異な民族衣装、武装、武術。どれを取っても、ラクシアのあらゆる国家の伝統とはかけ離れています。
「ショウグン」や「ブシ」などと呼ばれる戦士階級の人々が政治の実権を握っており、秩序こそあれ、蛮族と同レベルの実力社会とまで言われます。
現在では力あるショウグンの一人が支配し、平穏を保っていますが、それ以前は国家内で様々な内乱が起こっていたそうです。
また、昨今では冒険者ギルド等の介入もあり、様々な人種が訪れるようになっています。しかし、アニムズに『守りの剣』は一本たりとも存在せず、それ故蛮族による襲撃やアンデッドの無差別な殺戮は絶えません。ですが、人族に与する蛮族もまた、他の国や地方と比べれば多く存在します。
リシン流自然殺法は、何よりも勝つことを至上とする、という思想から発生した、アニムズ固有の武器を使った流派です。
地位のある戦士に人気のある剣術ではありませんが、人以外を相手にする冒険者達相手に、最近ではにわかに流行の兆しがあります。
この流派に伝わる装備には、アニムズでは一般的な武装である『カタナ』と、涼やかな印象の流派のユニフォーム、『誠の羽織』があります。