“抗靭戦線”イルマサーダ亡命政府

 陸踏船とそれに匹敵する規模のスカイシップを基軸とする人族の武装組織です。彼らはバベル・ディンギラは本来自分たちの領土だとして、パルティニアにしばしば攻撃を仕掛けています。その機動力を生かし電撃戦を行うため全貌の把握が難しく、パルティニアとて無視できない被害が生じており、四方大公の数ある懸念の中でも大きな割合を占めています。

主な母船

 以下の他にも、未確認のスカイシップや魔動機編隊などによる攻撃もあり、全貌は不明です。

人物

戴天の魔弓(ザイテングラート)”アズサ(ティエンス/女)

「あたい一人だけじゃダメなの。大きな力に抗うには、より多くの人が力を持つ必要がある」
 様々な母船に姿を見せる凄腕の射手です。素性は不明でイルマサーダを離れていることも多く、決して人々からの信用を得ているとは言えませんが、その圧倒的実力の前には口を噤む他ありません。
 普段の彼女は主に射撃術の指南を行っています。「ちょっと習っただけ」と称する魔動機術においても通常からは遥かに卓越した造詣を持ち、エンジニア的業務を手伝うこともあります。戦闘の際にはその超越した隠密と狙撃術で、まったく予測できない場所から超火力の矢を放ちます。その矢は時に様々な属性をもって戦場を焼き払い、時にピンポイントで指揮官を暗殺したりと、文字通り一騎当千の活躍を見せますが、その戦果に満足した様子を示すことはなく、常に何かに駆り立てられるような焦りを感じると周囲は口を揃えます。
 イルマサーダを離れている間は、あるナイトメアの強大な魔術師と共に世の悪事を成敗する旅をしているとも言われており、ミナディウムやパルティニア、プラグホルンで目撃したという情報もあります。


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