大陸西部にあるドラナリアは、五体の竜の神が統治する、異質な国です。五体の竜の神とは言いますが、実際は五体で一柱の神であり、一体一体の力にはばらつきがあります。この五体の竜は、偶然にも剣を持つことの出来る体をしていたため、姿はリルドラケンに似ています。リルドラケンが神になった結果体質が竜に寄ったのではないかと考える者もいますが、当の本人(本竜)達以外は知る由もありません。統治機構こそ他国とは一線を画していますが、竜達は皆類い希な知性を持っており、また強大な武力も有しているため、国内で混乱が起こることはまずありません。しかし、その強大な武力を理由に中立を保っており、人族からも蛮族からも良い感情は抱かれていません。