ケルディオンの種族

人族

ルカフィユ

 オルエディア島に住んだ、魂を持つ者達がその特異な環境下で変異した存在、それがルカフィユです。先天的、あるいは後天的に変異した者がいますがともに元の種族の特徴を失い、ルカフィユとしての能力に目覚めます。
 これは死者の通り道であるビーチと接続した為、肉体が死者に寄ってしまうためだとも言われていますが、未だ仕組みは解明できていません。 数が少ない為、種族としての共通の特徴ですら把握されているとは言いがたく、経験則からこのような能力を持つという程度しかわかっていません。 中には特異な能力を持つ者も多く死者を操れる者すらいるという噂すらあります。

初期習得言語:元の種族に準じる
選択不可の技能:プリースト
”穢れ”:2点


種族特徴
[帰還する者]:生死判定において失敗した時、黒い小爆発を起こしその場から消失します。その後ビーチを経由して復活しますが戦線から離脱します(離れた時間、場所に現れる)この時穢れの上昇はありません。

種族特徴強化
6レベル:ビーチを使用した短距離(30m)ワープをHPを3点消費することで可能となります。(戦闘時、補助動作でHPを消費し一ラウンドに一度10m以内の場所にあらゆる遮蔽障害を無視して移動します。また、これは制限移動として扱います)またビーチに移動するため近辺の死者の魂と出会い、会話することが可能です。何らかの情報収集を行う場合冒険者レベル+知力Bで判定を行います。また使用者に触れている人間もビーチに同様に移動することが可能です。
レベル11:一日に二度HPを20点消費することでビーチを経由して瞬間的な長距離移動が可能となります。(大陸範囲内ならばどこでも移動可能です) 自分以外の対象が一人増えるごとに消費するHPは倍となります。またその人物の荷物は送れず、装備品と人物のみが移動できます。


生まれと能力値
元の種族に準じる

サンタナ

 グラスランナーの近縁種 主にルッツォルド砂漠に住んでいる。

初期習得言語:グラスランナー語と交易共通語の会話と読文
選択不可の技能:なし
”穢れ”:0点


種族特徴
[虚弱体質]:HPの最大値が半分になります。タフネス等のHPを増加させる効果を得た場合も、その効果量は半分となります。。
[マナ不干渉(勇気)]:基本的にはグラスランナーの種族特徴と同じですが、MPを持ちます。
[虫や植物との意思疎通]

種族特徴強化
6レベル:グラスランナーに準じる。[虚弱体質]に『出目10以上で生死判定に自動成功する』を加える。
レベル11:グラスランナーに準じる


生まれと能力値
グラスランナーに準じる

ゼラルティ

 清浄神セラウィが神格を得た際、ケルシガルー周辺のルーンフォークが変質して生まれた種族です。その結果か、現在のケルシガルー内において、守りの剣の効果範囲内に存在するジェネレーターによって生まれる生命は、主にこの種族です。
基本的には人間と同じ、というよりもルーンフォークと同じ肉体構造や生活習慣を持ちますが、身体の硬質素材部分が存在せず、その代わりに身体の様々な場所に「色素を失った部位」が生じています。これは日常生活を送る分には支障はありませんが、ケルシガルーの外では異質な外見として距離を取られる場合もあるようです。
 彼らは本能的に、守りの剣の周囲に集まる傾向があります。これは己の身を守るためだとも、また守りの剣を守護するためだともいわれていますが、正確なことは分かっていません。ルーンフォークとよく似た生物的特徴を持つこと、守りの剣の周囲に発生する現状から、種族学者からは「ルーンフォークを人族でなく守りの剣に準ずる存在が生み出していたなら、ゼラルティに近いものになっていたのではないか」と考えられています。
 ゼラルティはその出自ゆえ、神官かマギテックとなる者が多く見られます。ただし、神官といってもそのほとんどがセラウィ神官であり、それ以外の神の声が聞こえることは基本的にありません。これは種族の基礎となった部分がルーンフォークに依存しているからだといわれています。同様に、妖精の姿を見ることもありません。また、蛮族との戦いの前線に送られることを見越して戦士となる者も少なくありません。
 寿命は基本的にルーンフォークと大差はありませんが、守りの剣の周囲で生活している個体はそれ以外の個体と比べて、10年ほど寿命が長いようです。
 彼らは基本的に、アイテムによってルーンフォークが得られる全ての効果を得ることができます。(例えば、〈栄養カプセル〉の効果を享受することは可能です。)

初期習得言語:魔動機文明語と交易共通語の会話と読文
選択不可の技能:フェアリーテイマー
”穢れ”:0点


種族特徴
[暗視]
[守護生命]:《守りの剣》の効果範囲内である場合、生命・精神抵抗判定および生死判定に+1のボーナス修正を得ます。
[不穢]:蘇生を含めたどのような効果によっても「穢れ」を得ません。

種族特徴強化
6レベル:[守護生命]のボーナス値が+2になります。また、『守りの剣』の範囲内でのみ、生死判定の出目が11でも自動成功するようになります。
レベル11:[守護生命]のボーナス値が+3になります。また、[不穢]の効果に「また、”穢れ”を持つキャラクターから受けるダメージをそのキャラクターの“穢れ”点減少させます。」が追加されます。


生まれと能力値
ルーンフォークに準じる。ただし、「操霊術師」生まれが「神官」生まれに置き換わる。(基礎能力値は同じだが、初期所有技能はコンジャラーではなくプリーストとなる。)

ドラゴニアン

 ドラゴニアンは、ドラナリアで生まれた、比較的新しい種族です。五大竜神ドラナリアより加護を受けた人間が変化した種族であり、普段の見た目は人間と大きな差はありません。しかし驚くべきはその筋力と器用さです。そして、ドラゴニアンの真価は、種族特徴である[竜鎧化]と[竜の瞳]を使用した時にこそ発揮されます。[竜鎧化]を使うことでドラゴニアンの体は竜の鱗で出来た鎧兜に覆われます。この状態になった時、ただでさえ強力なドラゴニアンの筋力は更に強化され、防御面でも打たれ強くなります。[竜の瞳]は、MPを消費することで、一時的に知覚を魔法に変化させる種族特徴です。この種族特徴により、夜でも短時間の戦闘ならば問題なくこなすことが出来ます。
 寿命は100年程度で、15歳で成人と見なされます。
初期習得言語:ドラゴン語の会話と交易共通語の会話と読文
選択不可の技能:なし
”穢れ”:0点


種族特徴
[竜鎧化]:一日に一度だけ、補助動作で宣言することで3分(18ラウンド)の間だけ竜の鱗で出来た鎧を身に纏います。使用すると筋力ボーナスが1増え、防護点も+1されます。ただし、一度竜鎧化を使用すると、3分経つまで解除することが出来ません。
[竜の瞳]:一日に一度、補助動作でMPを「5」点消費することで30秒(3ラウンド)の間だけ知覚:魔法を得ます。

種族特徴の強化
6レベル:[竜鎧化]と[竜の瞳]が強化されます。[竜鎧化]か、[竜の瞳]の内どちらかを1日に二度使うことが出来るようになります。これは毎日、どちらを二回使うかは自由に決定して構いません。
11レベル:[竜鎧化]が強化されます。筋力ボーナスの増加量が+2になり、更に生命力ボーナスにも+1のボーナス修正を得ます。
16レベル:[竜鎧化]が強化されます。3分間の効果時間を、自由に使うことが出来るようになります。(リルドラケンの種族特徴、[剣の加護/風の翼]と同じように使うことが出来ます)6レベルの種族特徴強化で竜鎧化を二回使う場合、一日に合計6分(36ラウンド)の間変身出来るようになります。


ドラゴニアンの生まれ
出目生まれ初期習得技能基礎能力値初期経験点
2~3野伏レンジャー技11 体10 心72500点
4~5拳闘士グラップラー技10 体12 心62000点
6~8戦士ファイター技9 体14 心52000点
9~10軽戦士フェンサー技12 体9 心72500点
11~12射手シューター技11 体9 心82500点

ドラゴニアンの能力値の決定
A:2d B:1d C:2d+6 D:2d E:1d F:1d+6

強化人間

 強化人間は、フェンザード商業国で運用されている、特殊な少年兵達のことです。人族を魔法的、精神的、あるいは外科的に改造、強化し、戦場に立たせるに相応しい『性能』にまで引き上げます。

 原則として、強化人間は「穢れ」を持つ種族(無論、ナイトメアも含みます)がなることは出来ません。これは、強化人間自体が人族の技術であることと、穢れを持ち、変質した肉体を強化するノウハウが未だ蓄積していないからです。事前に強化人間になった人族が死亡した後に蘇生し、穢れを得た場合も、以後は強化することは出来ません(ですから、一度死んだ強化人間が蘇生されることは滅多にありません)。その出自故に、種族特有の文化などは持ちませんが、無理な強化の影響で精神に異常を来す者が多く、研究者の頭を悩ませています。

 戦闘面においては、特殊な『ビット加工』を施した武器を自在に操ることが出来、また、元々の種族特徴も引き継ぐため、非常に強力です。しかしデメリットとして、精神効果属性を持つ魔法等に弱くなり、致命的な効果を受けやすい傾向があります。

初期習得言語:元の種族の初期習得言語に加え、汎用蛮族語の会話/読文
選択不可の技能:元の種族に準ずる
”穢れ”:0点


種族特徴
[強化人間]:精神効果属性に対する精神抵抗力判定に-2のペナルティを受けます。
[空間認識能力]:『ビット加工』を施した武器を射程:10mの投擲武器としても扱えるようになります。
[バリエーション]:元になった種族の種族特徴を全て受け継ぎます。ですが、その種族特徴が強化されることは16レベルになるまではありません。

種族特徴の強化
6レベル:[空間認識能力]が強化されます。『ビット加工』を施した武器の命中力を+1します。
11レベル:[空間認識能力]が強化されます。『ビット加工』を施した武器の射程が20mになり、命中力が更に+1されます。
16レベル:[バリエーション]が強化されます。いずれか一つの種族特徴を選び、その種族特徴を16レベル相当の種族特徴強化を得たものと同じように使用することが出来るようになります。


強化人間の生まれ
出目生まれ初期習得技能基礎能力値初期経験点
2~12強化人間なし技9 体9 心93000点

強化人間の能力値の決定
A:2d B:2d C:2d D:2d E:2d F:2d+3


ビット加工
 カテゴリ:格闘を除く近接武器にこの加工を施すことで、強化人間の種族特徴[空間認識能力]によって射程10mの投擲武器として扱えるようにします。そう扱った場合、攻撃の直後に自身の手元に戻ってきます。また、この加工を施した武器は例外的に命中力判定や威力表の決定を冒険者レベル+精神力ボーナスで行うことが出来るようになります。ただし、この加工をした武器を装備する場合、フェンサー技能による装備制限と同様の処理を行います(筋力の二分の一までの武器を装備出来ます)。
 この加工に必要な価格は必要筋力によって決まっており、0~10なら200ガメル、11~20なら500ガメル、21以上なら1000ガメルです。

蛮族

その他


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