コタック地方、カナンより南西にある大国です。
魔法文明時代より続く由緒ある国であり、隆盛を極めた魔法王マガ・ノストルムの時代には、現在のパルティニアよりも広い領土があったと言われています。
広く魔法を学ぶための国家というよりは、深く魔法を研究するための国、といった趣です。
その政治体制は、国にいる賢者達による合議制であり、中でも強い影響力を持つ三人の賢者は『三賢者』と呼ばれ、敬われ、あるいは恐れられています。
寿命が長い種族はそれだけで研究を長く進められ、また多くの癒し手が存在することから、ナイトメアはほとんど差別されないどころか、羨望の的にすらなっています。
『三賢者』の中にナイトメアがいることも、その傾向を後押ししているのでしょう。そういった文化的差異こそありますが、カナンとは国交を結んでおり、共に蛮族と戦っています。
「終わりなき生。だが常に変化はある」
マギステルを統治する、『三賢者』の一人です。『魔法と結婚している』『新たな論文と魔法にしか興奮しない変態』などと言われる程魔法の研究一筋な人物です。
神聖と、魔神使いの魔法以外を全て高い水準で習得しており、正しく当代最高の魔法使いと言えます。
彼女の言葉は常に正確無比であり、そのため他の賢者達に煙に巻いて不正を働く、というような行為を許しません。
無表情で無感情のようにも見えますが、甘味処で幸せそうな顔をしているところを見た、という噂が囁かれています。
「あらあら、妖精さん達、ちょっと大人しくしててちょうだいね?」
マギステルを統治する、『三賢者』の一人です。キンモクセイのメリアであり、妖精魔法と神聖魔法の達人です。
マギステルの代表的な冒険者ギルド支部『癒しの蝶々』のギルド支部長でもあり、民との距離の近さから、高い人気を誇っています。
マギステルの冒険者達への支援に力を入れており、荒事の相談なら彼女にすれば間違いありません。
最近の悩みは、独身であるため、様々な男性が彼女に言い寄ってくることです。
「お二方は少しばかり悠長なお考え過ぎる……」
マギステルを統治する、『三賢者』の一人です。
ナイトメアやエルフなど、長命な種族が多い故に保守的な考えになりがちなマギステルの政治機構の中にあって、革新的な案を出すことから、常に注目を浴びています。
大体の案は却下に終わることも多いですが、強靱な精神力で毎度新たな政策を打ち出してきます。
行きつけのカフェの看板娘だけが、今の彼の癒しとなっているようです。
豊富なマナが含まれた水が湧き出す湖です。研究家によれば、魔法文明時代の遺物が沈んでおり、それの効果によってマナを含むようになったそうです。
この湖の水を使った『魔香水』は効果が高く、冒険者達に愛用されています。
名称 | 湖の魔香水 | 価格 | 700 |
概要 | 効果の高い『魔香水』 | ||
説明 | マナの湖の水を使った魔香水です。対象となったキャラクターのMPを威力10+1点回復します(レンジャー技能による回復量の上昇効果も受けます)。 |
入門条件:名誉点50
『永久凍土』リーズ・ナラティブが提唱する攻撃的な魔法行使を可能とする流派です。
彼女自身が前線に立つことはほとんどありませんが、蛮族との対抗策として編み出された技法はマギステル内でメジャーなものとなっています。
習得に時間はかからず(真語、操霊魔法などはそもそも習得までに時間がかかるものですが)、コツを掴めばすぐに使えるようになるため、冒険者に非常に高い人気を誇っています。
また、これを学ぶための塾や教習所なども充実しているため、マギステルに住んでいるものならば幼い頃に一度は教わっておく、というケースも少なくありません。
流派装備には、攻撃魔法の射程を伸ばすマナスタッフ、ナラティブスタッフが伝わっています。