#author("2020-09-13T01:31:09+09:00","","") #author("2021-10-24T02:26:17+09:00","","") * パルティニア・エンデ北方領《ヴォレオ》 [#xed8d0ac] パルティニア北部に広がる峻険な山岳地帯は北部のコタック地方と中央平原を別ける形で聳え立っています。その高さは平均でも3000m級という驚異的な物であり、ケルディオン大陸でも最高峰の高さを誇ります。~ 北方領首都である『ヴォレオ・カプノース』もまた標高2000mにある盆地帯に存在しており、北方のカナンから吹き上げる上昇気流を使った高機動の飛行型蛮族が多く暮らしています~ 山岳地帯北部では雨が非常に多く、この雨が岩盤を削る事による水とミネラルの豊富さから、カナンは多くの農業資源を獲得しています。 しかし、それは逆に言えばそこで雨の大半が消え去る事をも示しており、北方大公はそれによる農業資源の枯渇に常に頭を悩ませています。~ 北方領の主な食物は大麦などの高地に適応した植物や放牧される牧畜であり、大型飛行蛮族が家畜を爪で引っかけて上り下りさせる姿は北方領の名物と言えるでしょう。~ ヴォレオの特産品として、高地に集まる風のマナに適応した特殊な植物、《ヴァンヴ―》があります。~ 風のマナに適応した事で軽く、しかし風に強いこの植物は構造物にも応用が可能であり、北方領においては木材代わりにも使われています。~ ** 《宙繋ぐ英雄の村》ウェセックス [#m4caff24] 明焔のエクリスフィアが治める小さな村です。~ 元々はパルティニア・エンデ北方領《ヴァレオ》内において、人族の集まる反抗勢力としてパルティニアと戦端を開いていたレジスタンスの隠れ村でしたが、北方大公から鎮圧を依頼されたエクリスフィアが村を領地として西方大公との契約であった『旧ウェセックス領の保護』を求める事で独立を果たしました。~ 主要産業はかつて蛮族が支配していた時代に掘削されていたイグニタイト鉱山を再開発したものや、そこから湧き出る火山性の温泉、そして現在は宙からやって来た異文明の技術の研究・解析も重要な産業として取り組まれています。~ 現在は様々な人材を取り込み、将来有望な一大拠点として各国から一目置かれています。~ しかし、山間の集落な上に近辺に魔動列車の線路も無いという土地の都合上、(エクリスフィアが妖精魔法でどうにか出来る水を除いた)食糧確保には常に難儀しており、主要産業がありながらもその産業を切り売りする事で生計を立てている形となっています。~ パルティニア内部においては、大公に組み込まれた独立領としてこういった領地の所有が認められている事や、エクリスフィアの功績から『まぁ、いいんじゃね?』といった中立的意見(本音としては奪えるならまぁ奪うか、という蛮族的思考がありますが)で見ている者が大半ですが……人蛮問わず、力への意思を問いながらも命を奪う事は好まないエクリスフィアの思想から、パルティニア内部で立場を得られなかった人間が移住を決断する例が増えているようです。~ なお、統治、並びに警察機構はエクリスフィアのメンバーが基本的に行っている為、蛮族領としては驚くべき程に略奪・収奪などの件数は低くなっています。遠くテラスティア大陸はディルフラムから来た移住者によれば、彼の国にも似たような領地を持つ伯爵のブロークンドレイクが居たという事で、領主は勝手なシンパシーを感じています。~