“鏖食の”パドラーチェ【ヒューマンアビスプレデター】
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 腹具合による
- 言語
- 交易共通語、魔神語
- 生息地
- ミナディウム
- 知名度/弱点値
- 12/
- 弱点
- なし
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 20/-
- 生命抵抗力
- 17 (24)
- 精神抵抗力
- 17 (24)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
拳 | 17 (24) | 2d6+17 | 16 (23) | 10 | 117 | 23 |
特殊能力
[常]毒無効
[常]病気無効
[常]剣の加護/運命変転
行為判定や打撃点決定、魔法の威力表使用などで2dを振ったとき、直後にその出目をひっくり返し、+2します。この能力は1日に1回だけ使えます。
[常]アビス耐性
[分類:魔神]であるキャラクターやアビス強化された武器から受ける物理ダメージと魔法ダメージを-5します。
[常]捕食衝動
HPが最大値でない場合、「[常]精神効果(弱)無効」を得ます。
HPが40以下の場合、知力が1となり、「[補]悪食」の対象にできるキャラクターが2体になります。
HPが0以下の場合、「[常]三回行動」および「[常]複数宣言=3回」を得ます。
[常]不屈
このキャラクターは、HPが0以下になっても生死判定に成功すれば気絶せず、そのまま行動することができます。
[常]二回行動
[補]悪食
同じ乱戦エリア内に存在する自身のレベル未満の[分類:魔神]であるキャラクター1体を対象とし、それを捕食します。そのキャラクターは戦闘から除外されると同時に、そのHP最大値と同じ値だけこのキャラクターのHPを回復し、同時にこのキャラクターが受けている不利な効果1つを選んで回復します。この効果での回復において、HPの最大値を超えて回復することはありません。また、対象が複数の部位を持つキャラクターの場合、そのうちの部位ひとつが対象になります。この効果は1手番に1度しか使用できません。
[補][準]練技
【キャッツアイ】【ビートルスキン】【マッスルベアー】【ストロングブラッド】の練技を使用します。
[宣]全力攻撃Ⅱ
打撃点を+12点します。リスクとして、自身の回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
戦利品
- 自動
- アビスシャード×13
- 1~7
- 蠢く肉塊(1000G/赤S)
- 8~12
- 捕食者の眼球(2000G/赤S)
- 13~
- 黒く澱んだ内臓(4000G/赤S)
解説
弱冠18歳にしてミナディウムにおける13の長の1人である人間の女性です。ミナディウム生まれミナディウム育ちで、彼女本人によると「いつだってお腹ペコペコ、好きな食べ物はエルビレアのフライにラグナカングのフリット、それとダルグブーリーの串焼きです!」とのことですが、それ以外にも(同種を含めた)ありとあらゆる生物を殺しては捕食し腹の中に押し込んでしまう姿から、“鏖食”の名を冠されています。
彼女は基本的には食い意地の張った年相応の少女ではありますが、しかしいざ食事の時間が近づくと周囲のありとあらゆる生命(場合によっては非生命体でさえ)に対して食欲を向け、逃げ遅れた者を一切の区別なく己の糧として喰らい尽くします。戦闘スタイルは特に定まっておらず、本能のままに相手に牙を突き立てる獣のような戦い方です(故に、実際彼女は何度も捕食の際に相手から受けた傷で失血死ギリギリの状態まで陥っています)。が、捕食対象を殺し喰らった後には何故かその傷は癒えており、何事もなかったかのように次の獲物を探し始めます。これは悪食を繰り返した彼女の臓器の異常な消化吸収能力によるものといわれていますが、真実は定かではありません。
そんな無秩序な食欲兵器のように見える彼女ですが、彼女なりのルールがあり、「殺したものは全て食べなければならない」と己に課しているようです。これは幼い頃に親から学んだ躾の結果であると本人は言いますが、逆に言えば「殺したならば何でも食べていい」という理由付けをするための言い訳にすぎないのではないか、と街の人々には噂されています。
彼女がシェリンダムに従う理由は単純明快、「餌場を与えてくれているから」に過ぎません。彼女にとって奈落の魔域というものはいわばレストランであり、喫茶店であり、大衆食堂なのです。近頃は特筆して魔神食を好むようになっており、時折の隙間時間を使っては奈落の魔域に潜ったり戻ったりを繰り返しています。